ブログをご覧の皆さま、こんにちは！

寒さが一段と増してきましたね。

私たち人間はコートを着たり、暖房をつけたりして冬を乗り越えていますが…

ふと気になりませんか？

「海の中の生き物たちはどうやって冬を越しているんだろう？」と。

今回は、えび・いか・たこ・あさりなど、私たちの身近な海産物たちが寒い季節をどうやって過ごしているのか、

ちょっとした自由研究気分でご紹介します！

🦐エビは“深く静かに”冬を越す？

養殖されているバナメイエビなどは、水温が下がると動きが鈍くなり、餌もあまり食べなくなります。

自然界でも、水温が安定している、深い場所へ移動して冬を越すと考えられています。

水温が20℃を下回ると生存が難しくなる種もあるため、水温が命に直結する繊細な生き物なんです。

🐙タコは岩陰でじっと…

タコは寒さに強い種類も多く、冬でも海底の岩陰や砂の中などに身を隠しながら活動しています。

冬はエサが少ない時期なので、動きを抑えて体力温存モードになることも。

冬のタコは身が引き締まっていて、味わいも濃くなると言われています。

🦑イカは季節で種類が変わる

実は「イカ」といっても季節によって獲れる種類が変わります。

夏～秋はスルメイカ

冬～春はヤリイカやケンサキイカ

イカたちは繁殖のタイミングや移動ルートを変えることで、冬の海に適応しています。

🐚アサリは冬眠状態で越冬！

アサリは水温が10℃以下になると、ほとんど活動しなくなることがわかっています。

砂の中に潜って、じっと動かずに冬をやり過ごす冬眠状態に入るんです。

春になると水温が上がり、エサの植物プランクトンも増えるため、再び活発に活動し始めます。

🐟なぜ冬の海の幸はおいしいの？

海水温が下がると、魚介類の動きがゆるやかになり、エネルギーを脂肪やうまみとして蓄えるようになります。

また、海の中の栄養バランスが変化することで、味が濃くなる時期でもあるんです。

「冬の魚介がおいしい」理由は、生き物たちの冬越し戦略にも関係しているんですね。

❄️寒さの中でも、たくましく生きる海の仲間たち

エビは深海へ、タコは岩陰へ、アサリは砂の中へ…。

それぞれの工夫で寒さを乗り越える海の生き物たち。

自然の仕組みって、本当におもしろいですね。

ぜひ今年の冬は、そんな背景にも思いをはせながら「旬の海の幸」を味わってみてください！