ぬらりひょん、海坊主…その正体は〇〇だった！？

ブログをご覧の皆さま、こんにちは！

いよいよハロウィンの季節ですね。街中もにぎやかになってきました。

ところで、ハロウィンといえば「おばけ」や「妖怪」ですが…

実は、昔の人が海の生き物を見て生み出したとされる妖怪がいるのをご存知ですか？

今回は、ちょっと不思議でちょっと怖い、海と妖怪の関係についてご紹介します！🧟‍♂️

👻「ぬらりひょん」は“タコ”がモデル？

つかみどころがなく、いつの間にか家に上がり込んでいるという謎の妖怪「ぬらりひょん」。

その見た目、どこかタコの頭に似ていると思いませんか？

頭がつるっとしていて、ぬらぬらとした様子から、

「ぬらぬらしたヒョウタン頭」→「ぬらりひょん」という説もあるそうです。

🌊「海坊主」は“深海魚”がモデルだった？

大海原に突然あらわれ、船をひっくり返すという「海坊主」。

大きな黒い体と、何もしゃべらないという不気味さが特徴です。

江戸時代、巨大なイカやクジラ、得体のしれない深海魚を見て、

その姿に恐れを抱いた漁師たちが生み出したとも言われています。

※タコやイカの「水面から出た頭部」が海坊主に見えた、という説も。

🐙イカやタコは“異形の存在”？

タコやイカは、足が8本〜10本もあり、目も大きくて頭が前に出ていて、

人間とはまったく違う体のつくりをしています。

昔の人にとっては、それがとても不気味に見えたのでしょう。

中には「イカは人を呪う」「タコに足を取られる」などといった言い伝えが残る地域も。

🐚「海の怪物」たちは恐れとともに敬意の対象でもあった

こうした“海の妖怪”たちは、

単に怖い存在というだけでなく、自然への畏敬の念（けい）」を表していたとも言われます。

海での暮らしが中心だった時代、

「得体の知れない生き物」＝「人智を超えた力」＝「神や妖怪」と考えるのも自然なことだったのかもしれません。

🎃まとめ

「タコやイカが妖怪のモデル？」

そう考えると、ふだんスーパーに並んでいる食材がちょっと違って見えてきませんか？

海の生き物と人間の想像力の関係はとても奥深く、

妖怪の正体は、自然の中の“驚きや恐れ”だったのかもしれませんね。

ハロウィンの時期にぴったりの、海の不思議なお話でした！