ブログをご覧の皆さま、こんにちは！

今日はちょっとミステリアスで、知ると面白い「イカ墨」の話をお届けします。

そもそも、イカ墨って何？

イカ墨とは、イカが“外敵から身を守るときに吐き出す黒い液体”のこと。 

墨の正体は「メラニン」と「ムチン」などの成分からできていて、光を吸収する性質が強く、黒く見えるのです。

ちなみに、墨を出すのは主にコウイカやスルメイカ、アオリイカなど。 

この墨は水中で広がって“視界を一瞬にして真っ暗にし、敵の目をくらます役割”を果たしています。

食べられるだけじゃない！？かつては染料やインクにも

実はこの「イカ墨」、古代ローマやギリシャでは「天然のインク」として重宝されていました。

紙や布に書くための染料として使われていたのです。

当時の文献には、「セピア（sepia）」という名前で記録されていて、 

この名前が今でも“茶色がかった黒色（セピア色）”として使われています。

つまり、「セピア色＝イカ墨の色」だったということなんですね！

イカ墨って体にいいの？

真っ黒な見た目から「体に悪そう…？」と思われることもありますが、 実はイカ墨には栄養も含まれているんです！

– ムコ多糖類（ムチン）：胃の粘膜保護に効果的 

– タウリン：疲労回復や肝機能サポート 

– 鉄分：貧血予防

ヨーロッパではパスタやリゾット、スペインではイカ墨のパエリアなど、伝統的な料理にも活用されています。 

香ばしくてコクのある味わいは、イカ墨ならではです！

おすすめレシピ

🍝 えびイカスミパスタ

冷凍のエビとイカ墨ソースを合わせた、簡単だけど見た目も味も本格派のパスタ。

まとめ

イカ墨は、身を守るためだけでなく、人間の生活にも役立ってきた、まさに“海の恵み”のひとつ。

黒い見た目の奥には、長い歴史と栄養の秘密が詰まっていたんですね！

最後までご覧いただきありがとうございました！